顔が見えない限りある価値

 id:vooreyさんのこのエントリの、主旨にもちょっと思うところはあるのだけれど、今はそれ以上に、「顔が見えない限りは処女であることは価値になりうる」という一文に反応しました。

 たぶん、この日記にも、読んでくれている人が書いているわたしの顔を知らないからこそ生まれる価値というのが少しは存在していたと思うのです。上京して以来、オフ会に出る機会はけっこうあるのですが、わたしはそのたびに「顔が見えない限りある価値」を壊してきたんだろうなあ、と。実際に会ってお話したことで得られる価値の方が、明らかにわたしにとっては上回っているから(相手にとってのわたし、については色々自信がない)、後悔しているわけではないけれど。

 ……うーん、それにしても、ネット上で「処女」だの「童貞」だのという単語を目にしてもさほど動じないのに、活字になってたり実際に人の声で耳にしたりするとすんごく動揺してしまうのは何故だろう。重みが段違いな気がするからかな……。