乙一『The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜』

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-08-780476-8&Sza_id=MM
 id;sindenさん経由で知りました。

<祝「ジョジョ」20周年!! 乙一渾身の小説化!!>「週刊少年ジャンプ」「ウルトラジャンプ」誌上で絶大な人気を誇る荒木飛呂彦氏の長期連載『ジョジョの奇妙な冒険』を稀代の若手作家乙一氏が構想・執筆に2000日以上をかけ、渾身の小説化を実現!

 発売予定日は、2007年11月26日。とうとう出るのか…… 
 そういえば、『さみしさの周波数』のあとがきに、こんな記述がありました。

この勢いに乗ってさらにメジャーへ、というつもりもあまりなく、今は『GOTH』の印税を食いつぶしながら半ば趣味のような小説(某社のノベライズ)をゆっくり書いている。締め切りを完璧に無視した仕事ぶりに周囲から呆れられているはずである。

 このあとがきの日付は、「2002年11月24日」です。某社のノベライズってジョジョのことなんだろうか。元々の締め切りっていつだったんだろうか……結果的に祝20周年になったから良かったんだろうか。

さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)

さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)

藤枝静男 『田紳有楽/空気頭』 講談社文芸文庫

田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)

田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)

 川上弘美のエッセイに出てきたことがあって、気になっていたので読みました。

 私は池の底に住む一個の志野筒形グイ呑みである。(中略)暫くのあいだひねくりまわされたり出がらしの茶に漬けられたりしたあげく、玄関前の池に放りこまれてそのまま住みついている身の上である。(『田紳有楽』P.15)

 私にとって、肉親の見苦しい姿は、そのまま理屈抜きに私自身の醜さとして映る。それが他人の眼にさらされる苦痛にはほとんど堪えることができない。衝動的な羞恥から、私は肉親に怒りを感じる。そして胸を噛むような後悔と愛憐の情が、後になってまるで潮のように湧きあがって来る。(『空気頭』P.149)

一人分くらい食べられるようになりたい

 おなか空いて帰ってきても、寮の晩御飯が全部食べられないのはなんでかなー。ごはんとか、自分でよそわなきゃいけない分は少なめにしているのだけれど、それでも残さず食べることができなかったりする。いつから食べられる量の上限がこんなに少なめになったんだろ。