読了本

 西の善き魔女(4)荻原規子
 今日の部活は早めに終わったもので、キャシャリンさんを待っている間読み耽っていました。
 これまで主人公のフィリエルは、何も知らなかったこともあって、見ていてひやひやするような突拍子もない行動をしていたと思うのです。けれど彼女は自分で見て聞いて感じ取り、世界の謎に触れ、たくさんのことを知っても、自分の意志を信じて決断することができるのですね。


(正しいか、正しくないかは答えがでない。それでもあたしには、捨てられるものとどうしても捨てられないものとがあるのだから・・・)
【本文P213】


 彼女が胸につぶやいたこのセリフが、とても好きです。