今日の読了本

fragile (幻冬舎文庫)

fragile/桜井亜美


 今日は書店に行ってきました。
 小生物語(乙一)とか活字倶楽部とか手に取ってみたのですが、「泣くよりも」(竹内めぐみイーエスブックスで注文しちゃってるし文庫1冊だけにしておこう!と決心してこの本を買いました。
 けっこう前に単行本版を初めて目にしたとき、表紙に惹きつけられてしまって・・・文庫版見つけたので買って読んでみました。

 わりとうすい上に、蜷川実花さんの写真もたくさん入っていたので、すぐに読んでしまいました。
 冒頭部分を読んだときに、結末はある程度予想できたのだけれど、でも・・・その時々の気持ちの描写が、すごくきらきら光ってる感じがします。


“生き続けたくないのに、死ぬことへの恐怖は捨てられない。そんなばかげた矛盾に金縛りになってた”(本文P37)

“「俺、ほんとは一人が淋しいんだけど、誰かが俺のことを好きになってくれると、そいつを傷つけたくなくて、そいつのことばっかり考えるようになる。だから、一人が嫌いだけど、一人がいい」”(本文P43)