ルー=ガルー ― 忌避すべき狼

ルー=ガルー ― 忌避すべき狼

 朝、京ちゃん(・・・もしかして日記に登場するのは久々かな)に会うなり「京極さんの『ルー=ガルー』って本読んだんだよ、おもしろかった!近未来が舞台なんだけど、なんか京極さんって江戸から昭和なイメージあるんだけど、やっぱりこれも京極さんって感じだったよー」と嬉しげに報告した私です(笑)。

 感想はこちらに載せています。最後に、なるほどなーと納得すると同時に怖くなった言葉を引用します。

「ゲームではいけないことをするとプレイヤーは大変なリスクを負うし、場合によっては世界が終わったりするだろ。ゲームオーバーだ。でも現実はゲームオーバーしない。世界も終わらない。人を殺すような、絶対してはいけないことをしても――端末が使えなくなったり情報の配信が止まったりすることはない。況て世界が終わったりは絶対しないんだ。(ネタバレかもしれないので中略)死んだって、明日は来るし何も変わらない。だから――」
 あいつらは勘違いしたんだと歩未は結んだ。
 勘違いで殺されたんじゃ堪らないよと美緒は言った。