愚者のエンドロール(米澤穂信)/角川文庫

愚者のエンドロール (角川文庫)

愚者のエンドロール (角川文庫)

 初読は一昨年のことだけれど、はてな年間100冊読書クラブの「夏の100冊コンプリート企画」で割り振られたのがこの本だったのを機会に再読。

「ミステリーと遊ぼう」をコンセプトに、いささか趣味的な仕上がりになりました。作品の構成はアントニー・バークリーの大傑作「毒入りチョコレート事件」に、敬意を払いつつ倣っています。」

 著者のホームページの既刊情報から引用。

 小・中学生時代、本は好きだけれど「謎解き」とか「探偵」とかいう言葉にあんまりときめかなかったのか、推理小説の類は視界に入っていなかったわたしにとっては、高校に入ってから読んだこの本は「おもしろいなー、もっとミステリーも読んでみたいなー」と思わせてくれた、たぶん初めての作品です。

 古典部4人のやりとりが好きだー。ウィスキーボンボンで二日酔いしちゃう千反田えるちゃんかわいい。