2005-11-14 どっちみちかなしいのだ。 読書 ――ごめんなさい。 (中略) ――ママの世界にずっと住んでいられなくて。 『神様のボート』(江國香織・新潮文庫)P.224より。 草子が泣きじゃくりながらこの台詞を言うシーンを読み返すたび、胸の奥がつうんと痛くなる。