床下の小人たち(メアリー・ノートン)/岩波少年文庫

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

 もっと小さい時に読んで、「なくなった物は小人が借り暮らしに使っているのかも」と考えてわくわくしたかったなー。今読んでもじゅうぶんにおもしろかったのですが、そう思うとちょっぴり残念です。

 マッチ箱で作ったタンスや、郵便切手の絵画など、「借りてきた」もので作られた小人たちの生活にわくわくし、床下から初めて外に出たアリエッティが見た情景にうっとりし、「見つかるんじゃないか」「捕まるんじゃないか」と小人たちといっしょにはらはらどきどきできる本でした。