今年読んだ本から・おすすめ本(4)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

 最後まで存分に楽しませていただきました。ネコソギラジカル発売延期にやきもきしたこともいい思い出です。


バッテリー 3 (角川文庫)

バッテリー 3 (角川文庫)

追加点を奪う見込みが少しでもあるなら、必死につなぐ。プレイヤーとして当然のことだろう。それを『友だちだから、信じてる』なんてことにすり替えてしまっては、だめなんだ。(文庫版3巻P146)

 「友情の物語、成長の物語、闘争の物語、あらゆる予定調和の物語を拒んで、マウンドという場所に立つ(文庫版1巻あとがきより)」巧は、「性格悪っ」と思わず呟いてしまいそうなところがあるにしろ、やっぱりかっこいいと思わされてしまうのでした。このシリーズでしか味わえない、独特のハラハラドキドキ感があると思います。