森絵都『つきのふね』
あたしと梨利は高いところが好きで、よく近所の歩道橋の上でぼうっとときを過ごした。暮れていく空や、通り過ぎていく人や車を、ほんの少しだけ上のところから他人事のように眺めているのがあたしは好きだった。梨利はひじをのせた欄干の振動が好きだといっていた。そんなとき、歩道橋から降りてくるミニスカートが好きだ、と一人だけ階段の下にいたのが勝田くんだった。
この勝田くんの言動に思わず笑ってしまいました。関係ないけれど、「梨利」って名前、可愛いなあと思う…
初読時の感想はこちら。
あたしと梨利は高いところが好きで、よく近所の歩道橋の上でぼうっとときを過ごした。暮れていく空や、通り過ぎていく人や車を、ほんの少しだけ上のところから他人事のように眺めているのがあたしは好きだった。梨利はひじをのせた欄干の振動が好きだといっていた。そんなとき、歩道橋から降りてくるミニスカートが好きだ、と一人だけ階段の下にいたのが勝田くんだった。
この勝田くんの言動に思わず笑ってしまいました。関係ないけれど、「梨利」って名前、可愛いなあと思う…
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