ぶらんこ乗り(いしいしんじ)/新潮文庫

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

 姉弟が感じた「ふるえ」が、しずかにしずかに心に伝わって琴線に触れる感じがしました。弟の「つくり話」は、ちょっぴり不気味で残酷でかなしい。
 しんしんと降る雪みたいな、物語でした。うまく言えないけれど、いい。好き。


 いしいしんじ作品初読ですが、いっぺんにファンになっちゃいました…。