数ヶ月前、文ちゃんたちと、「制服あったほうがラクだよねー」「大学で、毎日何着るか考えなきゃいけなくなると大変だよねー」というような話をしたことがありました。
 時間があっという間に過ぎ去って行くのは知っていて、自分たちが制服を着なくなる日も近いとわかっていて、だからそういう話も出てきていたのだけれど…同時にそれは、まだ自分の身に起こっていないことなものだから、すごく自分から遠い話みたいな気もしてた。


 でも、もう、ほんとに卒業しちゃったんだなあ。


 図書館にて。地元の高校の制服姿の二人の女の子が、三浦綾子さんの本が並んでいる棚の前で、「『道ありき』で、病気とかで大変だったんだなーって思って…」「正さんすっごい良い人ー」と話しているのが聞こえてきて、うんうんそうだよねと勝手に共感してしまいました。