日本児童文学原典講読Cの授業で取り上げられた本です。
 くまの子ウーフの日常を描いた連作短編集。この中では、『くま一ぴきぶんは、ねずみ百ぴきぶんか』が一番好き。

いいんだよ。ねずみは、ねずみ一ぴきぶん、きつねはきつね一ぴきぶん、はたらくのさ。だれかのなんびきぶんなんかじゃないんだよ。

 「山にいちごがなったって、かきやくりがなったって、くま一ぴきで、ぼくらの百ぴきぶんたべちまうんだ」とリスに言われたくまの子ウーフに、おとうさんが言う台詞。なんだか癒されましたあ…。