沼地のある森を抜けて(梨木香歩)/新潮社

沼地のある森を抜けて

沼地のある森を抜けて

 …なんだか気持ち悪かった。ものすごくどろどろの人間関係を描いているわけでは全然ないのに、ひっそりと人間の表層がはがされて、グロテスクな部分が見えてくるような感じがして、怖くて、気持ちが悪かった。

 …でもやっぱり梨木香歩さん好きです。