兎の眼(灰谷健次郎)/角川文庫

兎の眼 (角川文庫)

兎の眼 (角川文庫)

 障害児、問題児、と呼ばれる子が学校にいること。この物語ではそれがすごくいい方向に働くけれど、実際はたぶん、そううまくはいかないんだと思います。それでも理想的すぎて鼻につくような感じがしないのは、目をそらしたくなるような部分も詳細に描かれているからかな。