書くのは好きだけれど、自分の文章はきらい。この「きらい」には、「まあわたしが書いてるんだしこんなもんか」から、「あーもー、見るのもやだ、全部削除したい」まで幅があって、日ごとに…というか書くたびに変化するのでした。
 こだわってるんだなあ…と思います。絵とか音楽とか写真とか映像とか、それぞれ「これでしか表現できないもの」があると思うけれど、わたしは文章という媒体がいちばん好きで、文章でしか表現できないものが特別に好きで。だから、「文章を書く」ってことも、わたしにとっては、特別で。
 何せ書いているのがわたしなのだから、上手な文章ができあがるとはちっとも思っていないのに、それでも「上手に書こう」と気張ってしまう。そういう、妙なこだわりばっかり抱えている自分が、きらいなのでした。