頭のかたい子どもでした

 『クリスマス・キャロル』(ディケンズ/村山英太郎訳/岩波少年文庫)読了。あらすじは……小さいころNHKのアニメか何かで見て知った覚えがあるけれど、ちゃんと読んだのは初めてです。

クリスマス・キャロル (岩波少年文庫 (2001))

クリスマス・キャロル (岩波少年文庫 (2001))

 キリスト教的教訓(……こんな言い方でいいのかな)が下地になっている物語のせいか、なんだか『若草物語』や『小公女』が愛読書だった小学生の頃に戻ったような気分になりました。


 ……教訓がはっきりしている話の方が、安心して読めて好きだったのかもしれない、と思う。……頭のかたい子どもだったのかも。
 同時期に初めて読んだ『不思議の国のアリス』は、わけがわからなくて、言葉が通じない、誤解がとけない感じが怖くて怖くて仕方がなくて、楽しめなかったからなあ……。