ペネロピ・ライヴリー 神宮輝夫訳 『犬のウィリーとその他おおぜい』 理論社

犬のウィリーとその他おおぜい

犬のウィリーとその他おおぜい

 ディクソン家に住むいろいろな生き物(ワラジムシ、ネズミ、クモ、などなど)の愉快な物語。第一章「迷い犬ウィリーの巻」で、飼い犬ウィリーの「ぼくが足下にいるんじゃないよ。そっちが犬上にいるんじゃないか」というぼやきや「ぼくはあなたを賛美し、崇拝します。ぼくをふんづけたければ、どうぞ、どうぞ、今すぐふんづけて」と言うほど(もちろん人間には通じていないのですが)ディクソン夫人を崇め奉るようすにふきだしてしまいました。