荻原規子 『ファンタジーのDNA』 理論社

ファンタジーのDNA

ファンタジーのDNA

 ときどき、「しあわせ」とは何を指す言葉だろうと考えるが、最近では、自分の外界にあって努力や工夫だけで動かせないもの(……他人の心でも、生物でも、神様でも、物品でも、天候やツキのようなものでも)が、自分に応えてくれたと感じることではないかと思うようになった。(P.182-183)