太宰治 『斜陽』 岩波文庫

斜陽 他1篇 (岩波文庫)

斜陽 他1篇 (岩波文庫)

 私のひと。私の虹。マイ、チャイルド。にくいひと。ずるいひと。(P.156)

 『斜陽』初読のはずなのだけれど、この部分には妙に見覚えがあるのです。小学生の頃……雑誌か何かで引用されているのを見たような。あれー、でもこの先の、「そのひとの髪を撫でながら、私のほうからキスをした」もずうっと前にどこかで目にした覚えがあるなあ。うむ、どこでだろう……ぱらぱらっと読んだりしたのかな、それこそ小学生の頃とかに。
 『斜陽』の出だしが中学の国語の資料集に載っていたのは、はっきり覚えているのだけれど。


 追記:思い出したー。ここが引用されてたの高校生の時読んだ「活字倶楽部」だ(小学生の頃なわけないや、何とごっちゃにしてたんだろ)。寮に置いてきちゃったから今確かめる術がないけれど、多分そう。