金水敏 『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』 岩波書店

ヴァーチャル日本語 役割語の謎 (もっと知りたい!日本語)

ヴァーチャル日本語 役割語の謎 (もっと知りたい!日本語)

 荻原規子さんの日記経由で気になって読んだ本。
 「アルヨことば」に関する箇所が特に興味深かったです。宮沢賢治『山男の四月』に登場した中国人も「〜ある」「〜よろしい」って言葉遣いだったから、それを読んで以来何が起源なのか気になっていたので。
 どこかで既に指摘されてそうだなあ、と思ったのだけれど、どうしても気になったのは、「遊☆戯☆王」が「遊☆技☆王」と記されていたことでした。