今日の読書

 夜、『悪霊がいっぱいで眠れない!』『悪霊とよばないで』『悪霊はひとりぼっち』を立て続けに読んだら怖さのあまり眠れなくなりました(『悪霊がいっぱい!?』があんまり怖くなかったから油断した……)。怖い思いをまぎらわすべく森絵都『永遠の出口』を読み返したりしてみました。

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

 それから長い年月が流れて、私たちがもっと大きくなり、分刻みにころころと変わる自分たちの機嫌にふりまわされることもなくなった頃、別れとはこんなにもさびしいだけじゃなく、もっと抑制のきいた、加工された虚しさや切なさにすりかわっていた。(P.111)