なんで?と考え続けていること

 わたしはどうしてフィクションの中の女の子、あるいは女の子同士の関係性にときめくことが多いのだろう、と考え続けている。

 三浦しをん『むかしのはなし』を読み返した。収録作品の中で、一番印象に残っているのは「ディスタンス」だったりする。好き、というのとは少し違うけれど。語り手の女の子が、かわいそうでかわいくて、痛々しくて愛しくて。