「本が好き」と言えなくなった

 なんだかうまく言えないし、誤解を招きそうな内容だからボツにしようかと思ったのだけれど、やっぱり気持ちの変化を記録しておきたかったので載せちゃいます。

どう頑張っても、「未読の本」をこの世に残したまま死んじゃうんだろうなあと思うとなんか悲しくなる。だって本好きだもん。報われない恋だねえこれ。

 高校生の時に書いたエントリより引用。このように、食欲より読書欲が上です☆とか、本を読むのが大好きです!というような類のことを高校生の頃は公言していたのだけれど、最近それができなくなった。気恥ずかしくなったというか。
 生きていくのに、本をたくさん読むという形でフィクションをたくさん必要とするのは、ひけらかすものじゃない、って気持ちが強くなってる。むしろたかが読書をそこまで心の拠り所にしてしまうなんて、不健全で、恥ずかしいことなんだよ!というような。いやこれ全国の本好きの皆さんにけんか売ってるわけじゃないんです、この感情は自分自身に対してだけ芽生えるんです……!

 たくさん本を読んでいる人を尊敬すると思う気持ちや、自分も生きているうちに一冊でも多くの本を読みたいなあと思う気持ちも変わらずあるのだけれど。その一方で、「本が好き」と堂々と自分から言うことには、妙な抵抗感が生まれているのでした。