明日市の金婚式で演奏するので、そのリハーサルがありました。
 えっと、今回は、この前講演会の歓迎演奏で弾いた「吟遊歌」と、「花かげ変奏曲」の2曲を弾くのです。
 ・・・「花かげ変奏曲」は数分で終わる短い曲で(だいたい、コンクールでは10分くらいの曲を弾くから、この曲はこういう歓迎演奏のときに弾くために練習するのです)、5人という少人数(2年生4人+1年生1人)で演奏することになっていて・・・で、私もそのメンバーに入っているのですが・・・パートとか並び順とかの関係で、演奏し始めるときの合図を私が出すことになったのです。
 えっと、箏演奏って指揮者がいないから、誰かが息を鼻で吸って合図を出すんです(こう書くとなんか間抜けだ・・・)。で、それがうまくいくか心配で心配で仕方がなかったのですが、私は問題がもう1つあったのをすっかり忘れていました。

 演奏の最初と最後にやる、お辞儀です。これもだいたい合図を出す人に合わせて、いっせいに頭を下げるのです。最初に練習したとき、なんかタイミングがつかめなくてお辞儀がおかしくなり、「迷ったお辞儀をせんでよー」と顧問の先生に言われてしまいました。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
 しかも箏の前にはマイクが設置されているのです・・・!!少人数で弾くので全員にひとつずつあてがわれているのですが(大人数の時にはたいてい、最前列のパートリーダーの人の前だけに設置されます)・・・あーうー、マイクあてがってもらうほど上手じゃないよっ。最前列に自分がいる、というのも緊張度が増す原因です・・・。

 ・・・私は、自分がどうも一般的な基準よりは言動がずれてたり鈍かったり遅かったりするらしい(自覚済み)ので、なんとか合わせよう、ついていこうとする側の人で。だから自分が基準になって、合わせてもらうって役回りは、ものすごく似つかわしくない気がするのです。いやこの場合そんなこと言ってられないのですが。やらなきゃならないから。