今年読んだ本から・おすすめ本(2)恋愛小説編?

ツ、イ、ラ、ク

ツ、イ、ラ、ク

 まずは『ツ、イ、ラ、ク』(姫野カオルコ)。読んだきっかけはせいいち先生(id:seiiti)のおすすめ本だったからなのでした。
 生々しい、むきだしの、密度の濃い感情にあてられて、読後も余韻でぼーっとしてしまった作品です。


ナラタージュ

ナラタージュ

 『ナラタージュ』で島本理生さんに一気にはまりました。これを読むたびわたしも、痛みと引き換えに「あの薄暗かった雨の廊下」に引き戻されてしまう感じがします。



放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

 高校生のうちに読めてよかった、と思った『放課後の音符』(山田詠美)。とじこめられた言葉にできない大切な諸々を、じっくり味わうことができる、素敵な物語でした。



センセイの鞄

センセイの鞄

 『センセイの鞄』(川上弘美)は・・・安らかで穏やかで、でもときどき切なくてもの悲しくて・・・「あれは、そんなもの、でしょうか」と言うセンセイの真面目さにきゅんとしました。