うちはお米とい草の専業農家なのでして。中国産の安いい草がたくさん入ってくるから大変だとか、最近はフローリングが主だから畳の需要が少ないとか、両親祖父母がするそういう話は小さいころから耳に入ってきて、よく意味がわからなかった当時から、何やら大変らしいとは感じ取れていたのでした。

 そういや、い草は、作るのやめちゃったり、別の作物に切りかえちゃったりしたところも多いらしいのですが、うちは作り続けてますね。うちの父親が「トマトにかえようかねえ」「ビニールハウスでいちごにしようかねえ」と冗談ぽく言ったことも過去何回かありますが。でも、石油の値が上がったときにはビニールハウス栽培のものも赤字が出た、ってな話も聞くから、かえたらかえたで大変なんだろうなあ…