梨木香歩『エンジェルエンジェルエンジェル』

エンジェル エンジェル エンジェル

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 数年前に文庫の方を読んだのですが。単行本では黒の活字とセピア色の活字を使い分けていると解説にあったのと、「本棚」さんの梨木香歩情報部のページに、「この作品は単行本と文庫ではかなり異なります(ラストシーンも違います)」とあったのとで、そういう違いを確かめたくて、図書館で単行本のほうを借りてきました。
 文庫では、おばあちゃんの女学生時代のパートはすべて旧仮名遣いだったけれど、単行本はそうじゃないんですね…あと、ラストシーンは、文庫の方がけっこう大幅に加筆されたり削られたりしているのがわかってびっくりでした。