ハッピーバースデー―命かがやく瞬間 (ときめき文学館)

ハッピーバースデー―命かがやく瞬間 (ときめき文学館)

 去年、とっても批判的な感想を書いた本なのだけれど。図書館で読み直してみたら、前に読んだ時にとっても気になった、稚拙さとか都合のよさがあんまり気にならなかった……。初読のときは、「なんでもかんでも安易につめこむなー。一生かけて折り合いつけてく問題じゃないのかー」とか、「田舎をただ自然いっぱいのいいところとして安易にもちあげるなー」とかいろいろ気になってつまずいたのですが……今回は、あんまりつまずかないで読めて。いや、やっぱり、周囲の人々が態度を変えるまでの過程などが安易すぎると思ってしまうけれど。じーんとくるところもあって…一つの物語として受け入れることができた気がします。どういう心境の変化だろ……。