「〜ですだ」
荻原規子さんの日記より。
このあいだから気になっているのだけど、
この著作の訳文や、昔『アンクル・トムの小屋』を読んだときにもそうだった、
黒人奴隷の「なまり」言葉……
「〜ごぜえますだよ」「〜ありましねえだよ」「〜ですだ」「〜だで」……というのは、
わが国の、どこのどういう「なまり」を参照したのだろうと、不思議なのです。
それについて、説明している文献にまだぶつかっていなくて。(アンダンテ日記2007/01/24「風と共に去りぬ」)
講談社火の鳥文庫『リンカーン』に出てくる黒人も、「〜ですだ」って話し方だったなあ……言われてみれば不思議だ、と思っていたのですが。
『ヴァーチャル日本語 役割語の謎 <もっと知りたい!日本語>』
金水敏 著 定価1500円+税
1月24日「風と共に去りぬ」のコメントにて、ご紹介いただいた本を、
さっそく「○マゾン」で取り寄せて、読んでみました。
すっごく、おもしろかった!! 教えてくださって、どうもありがとうございました。
……本当に、大久保康雄訳『風と共に去りぬ』から、黒人言葉が事例として引用されていました。(アンダンテ日記2007/02/06「ヴァーチャル日本語」)
わわわ、おもしろそうっ。読んでみようー。