梨木香歩さん朗読会

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 行ってきました。
 もう、幸せすぎて胸いっぱいだよ。
 朗読されたのは、『家守綺譚』の中の「サルスベリ」「都わすれ」、未発表の新作「ヤマユリ」。それに加えて、同じく『家守綺譚』収録の「葡萄」が読まれる予定だったのが、『からくりからくさ』の中の紀久から届く手紙の部分に変更されました。きゃああ。

 私はいつか、人は何かを探すために生きるんだといいましたね。でも、本当はそうじゃなかった。
 人はきっと、日常を生き抜くために生まれるのです。
 そしてそのことを伝えるために。(文庫版P.395)

 こ、この大好きなフレーズが生でっ……じかに聞けた……っ!(大興奮)
 そしてそしてサイン会もあったのですよー。事前にはサイン会もあるという告知はなかったのだけれど、こんなこともあろうかと、サイン(してもらえたらいいな)用として『この庭に 黒いミンクの話』を持ってきていたのですよー(こういう時だけ妙に用意がいい)。

朗読以外の、梨木香歩さんのお話メモ

  • 罪と罰』を小学五年生の時に読んだら、翌日世界が灰色に見えて、「今日はどうしてこんなに暗いんだろう」と思った
  • 「文学」は脳に来るもの、「児童文学」はもっと違う、身体性の方を活性化するようなもの