ジャック・ケッチャム 金子浩訳 『隣の家の少女』 扶桑社

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)

 要するに、これはわたしの小切手なのさ。期限を過ぎてるし、借り越しになってるけどね。
 地獄で現金化するんだな。(P.26)

 とっっっにかく残酷なことが作中で起こって、その描写を読むのがほんっっっとに嫌だったな……。実際、ところどころ飛ばしてしまったから、読了本リストに入れていいものかちょっと迷う。……もう読むのやめたかった……*1。でも、それだけじゃなくて、ルースの強烈な女性性憎悪(という表現が適切かどうかわからないけれど)に、共感……とまではいかないまでも、それは自分にも身に覚えのある一端とつながっている感じがしたから余計に痛々しかったような。

 とにかくもう開きたくないな……とくに後半は。うん。

*1:人から借りた本じゃなかったらやめてただろうな