中学・高校の6年間、B5のノートに手書きでつけていた日記は、数えてみたら8冊分ありました。まかりまちがって家族の目に触れたら(家族に限らず、これは自分以外の人には見られたくない)とんでもなく恥ずかしいので置いていくわけにもいかないのですが、捨てたくはないので、東京に持って行くことになりそうです。

 ざっと目を通してみたのですが、高1の時の日記は、当時のわたしに起きた乙一フィーバーのようすがうかがえて、特におもしろかったです。「乙一」という文字が登場する回数が多いし、乙一さんの作品について語っている文章のテンションが高い高い(笑)。

 今だってわたしは乙一ファンで、時折作品を再読してはおもしろさをかみしめたりするのだけれど。「この人の本全部読みたい」って思いに突き動かされて乙一作品を読みあさった、当時の熱のあげっぷりは特別だなあ、と思うのでした。