西の魔女が死んだ
『西の魔女が死んだ』を再読していて、これを「父親」という立場にいる人が読んだらどんな感想を持つのだろう、とふと考えました(たぶん、Dainさんの育児書についてのエントリを読んだせいだと思うけれど)。
この物語に登場する中学生のまいの父親は、誠実ではあるけれど、娘に「まあ、悪い人じゃないよね。ただ、ちょっと想像力がなかったんだな。自分がこう言ったら、年端のいかない娘はどう思うかっていう…」と評されてしまう人なのでした。
それにしても、何度読んでもラスト数ページで「すがすがしさが押し寄せてくる」感覚を味わえる、というのはすごいなあ、と思います。
- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/08/01
- メディア: 文庫
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