読書

よしもとばななを読みたい気分だったので再読

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)作者: 吉本ばなな出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1992/03/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 81回この商品を含むブログ (193件) を見る 愛情はいくらだって注げる、まるで日本国の水道のように、いくら出しっ放しにして…

150cmライフ。

150cmライフ。作者: たかぎなおこ出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー発売日: 2003/02/28メディア: 単行本 クリック: 41回この商品を含むブログ (88件) を見る 一番高いところにある収納スペースには、背伸びしても指先しか届かない。いや椅子に…

ありがちなこと

本をダンボールにつめてて、ついつい再読に没入するというたいへんありがちなことをした。『ナラタージュ』(島本理生・角川書店)好きだなあ……文庫版も出たら買っちゃうだろうな……

穂村弘・東直子 『回転ドアは、順番に』 全日出版

回転ドアは、順番に作者: 穂村弘,東直子出版社/メーカー: 全日出版発売日: 2003/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 111回この商品を含むブログ (28件) を見る 穂村弘さんと東直子さんがメール交換で作った歌と散文(って言い方でいいのだろうか)という…

嶽本野ばら 『下妻物語・完』 小学館

下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件作者: 嶽本野ばら出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/07メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (105件) を見る 男のコのことは解らないけど、女のコって、何事に対しても全部、恋愛…

電車の中

おばあちゃんと孫(小学校3、4年生と推測される男の子)らしき二人が「エラゴンて、ナルニア国ものがたりと同じ人が書いてるんでしょ」という会話をしていて、ちっっっっがーう!と全力で訂正したい思いに駆られました。作者の生きた時代すら重なってない……!…

よしもとばなな 「満月――キッチン2」

「そうね……私に。」できることがあったら言ってね、と言うのをやめた。ただ、こういうとても明るいあたたかい場所で、向かい合って熱いおいしいお茶を飲んだ、その記憶の光る印象がわずかでも彼を救うといいと願う。 言葉はいつでもあからさますぎて、そうい…

どっちが大事なの

DIVE!!(4) コンクリートドラゴン作者: 森絵都出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/08/08メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 8回この商品を含むブログ (35件) を見る 女はすぐに「どっちが大事なの?」と順番をつけさせたがる。そんなの比べようも…

よしもとばなな『キッチン』収録 「ムーンライト・シャドウ」

キッチン (角川文庫)作者: 吉本ばなな出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/06/23メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 182回この商品を含むブログ (296件) を見る 「うん、一度家に帰ってから。みんなで久々に集まるんだ。」 「よろしくね。でも、どうせ男…

今日買った

BRUTUS (ブルータス) 2008年 1/15号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2007/12/15メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (55件) を見る 明らかにわたしこの雑誌の想定読者ではないなあと思いつつ。いしいしんじさんのお…

作・いしいしんじ 絵・植田真 『絵描きの植田さん』 ポプラ社

絵描きの植田さん作者: いしいしんじ出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2003/12メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (51件) を見る ほとんど眠ってもいないみたい、とおかみさんは思った。法律や簿記の知識にとぼしく、なんの手助けもでき…

永井荷風 『あめりか物語』 岩波文庫

あめりか物語 (岩波文庫)作者: 永井荷風出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/11/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る 或る日本雑貨店の代理人で、故郷には娘もあり孫もありながら、頻と裸体写真の集しゅう*1に熱…

向田邦子 『思い出トランプ』 新潮文庫

思い出トランプ (新潮文庫)作者: 向田邦子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1983/05メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 82回この商品を含むブログ (125件) を見る収録作品:『かわうそ』『はめ殺し窓』『三枚肉』『マンハッタン』『犬小屋』『男眉』『大根の…

米澤穂信 『遠まわりする雛』 角川書店

遠まわりする雛作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 148回この商品を含むブログ (251件) を見る 収録作品:『やるべきことなら手短に』『大罪を犯す』『正体見たり』『心あたりのある者は』『あきま…

アンダンテ日記:謹賀新年

今年は、新作をお目にかけられるかな…と思います。 たぶん、夏以降のことになりますが。 荻原規子新作情報。わっくわくどっきどき。

今年読んだ本から・大好き本(小説以外)

三浦しをん 『妄想炸裂』 新書館 穂村弘 『もうおうちへかえりましょう』 小学館 夏目漱石 『硝子戸の中』 新潮文庫

今年読んだ本から・大好き本(小説)

上橋菜穂子 『天と地の守り人』三部作 偕成社 「守り人シリーズ」完結ばんざい! 北村薫 『盤上の敵』 講談社文庫 おもしろかったんです……でもヒロインを感情移入の対象にしちゃったから読むのきつかったんです 木地雅映子 『氷の海のガレオン/オルタ』 ピュ…

今月の読了本

トゥルゲーネフ 沼野恭子訳 『初恋』 光文社古典新訳文庫 ガルシア・マルケス 鼓直訳 『百年の孤独』 新潮社 内田樹・春日武彦 『健全な肉体に狂気は宿る』 角川書店 江國香織 『とるにたらないものもの』 集英社文庫 中島敦 『李陵・山月記』 新潮文庫 デフ…

村上龍 『空港にて』 文春文庫

空港にて (文春文庫)作者: 村上龍出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (170件) を見る収録作品:『コンビニにて』『居酒屋にて』『カラオケルームにて』『披露宴会場にて』『クリスマス…

ほしおさなえ 『ヘビイチゴ・サナトリウム』 創元推理文庫

ヘビイチゴ・サナトリウム (創元推理文庫)作者: ほしおさなえ出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/06メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (27件) を見る ほしおさなえ初読。『秘密の花園』(三浦しをん・新潮文庫)の解説で、穂村弘さん…

松村栄子 『セラヴィ』 福武書店

セラヴィ作者: 松村栄子出版社/メーカー: 福武書店発売日: 1992/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る ちゃちな田舎の病院を継ぐためにいずれ故郷へ帰らなければならない者たちは、まるで老人クラブの世話役みたいな一生さ、…

バッテリー、ドラマ化

http://www.nhk.or.jp/battery/ NHKにて。主演:中山優馬

活字倶楽部07秋号、P.94の三村美衣「少年少女の書物」より

このコーナーで今回取り上げられているのは、木地雅映子『悦楽の園』。この中に、気になる文章がありました。 余談だが、このピュアフル文庫、あさのあつこや佐藤多佳子の児童書に混じって、松村栄子『Talkng アスカ』や石井睦子『卵と小麦粉それからマドレ…

The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day

The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜作者: 乙一,荒木飛呂彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/11/26メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 158回この商品を含むブログ (274件) を見る 原作を1ページも読んだことないけれど乙一なので…

「本が好き」と言えなくなった

なんだかうまく言えないし、誤解を招きそうな内容だからボツにしようかと思ったのだけれど、やっぱり気持ちの変化を記録しておきたかったので載せちゃいます。 どう頑張っても、「未読の本」をこの世に残したまま死んじゃうんだろうなあと思うとなんか悲しく…

江國香織 『とるにたらないものもの』 集英社文庫

とるにたらないものもの (集英社文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/05/19メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (46件) を見る ケーキ、という言葉の喚起する、甘くささやかな幸福のイメージ。大切なのはそれで…

ガルシア・マルケス 鼓直訳 『百年の孤独』 新潮社

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/01メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 269回この商品を含むブログ (277件) を見る おもしろかったー。有…

「父に」

すみれの花の砂糖づけ―江國香織詩集作者: 江國香織出版社/メーカー: 理論社発売日: 1999/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る 夜中にぱっちり目がさめて困ったので、ごそごそ起きだして江國香織詩集『すみれの花の砂糖づけ』を読み返して…

11月の読了本

ジェリー・スピネッリ 千葉茂樹訳 『ミルクウィード 天使の羽根のように』 理論社 三浦しをん 『秘密の花園』 新潮文庫 夏目漱石 『門』 新潮文庫 佐藤友哉 『鏡姉妹の飛ぶ教室』 講談社ノベルス 平山瑞穂 『忘れないと誓ったぼくがいた』 新潮社 小川洋子 …

ケータイ小説

「本」というかたちはまだまだ魅力的なのかな、と、書店で書籍化されたケータイ小説が平積みになっているさまを見るたび思う。